令和6年能登半島地震

2024年1月1日・地震・津波

1月1日16時10分、石川県能登地方の深さ16kmでマグニチュード7.6の地震があり、輪島市と志賀町で震度7を観測しました。輪島市西部では最大4m程度の地面の隆起がありました(気象庁)。

被害の数字

死者
720人うち災害関連死492人。行方不明2人(令和8年3月31日現在)出典
石川県の死者
744人うち関連死516人(令和8年9月30日現在)出典
住家の全壊
6,536棟半壊 23,707棟出典
断水
約13.6万戸市町村ごとの最大の合計。輪島市・珠洲市は5月31日まで(早期の復旧が難しい地区を除く)出典
停電
約4万戸最大出典
孤立
3,345人33地区・最大(1月8日時点)出典

令和8年3月31日現在(消防庁 第123報)の値です。数字は発表の版で変わることがあります。関連死の認定は今も続いていて、第123報の時点の石川県の死者は706人(うち関連死478人)で(出典)、石川県の値はそのあとも増えています(石川県)。

地震のあとの火災で、輪島市の中心部の一角が焼けたことを示す記録写真
令和6年能登半島地震、2024年1月2日、石川県輪島市河井町付近。中央から上の灰色の一帯が、朝市通りの周りの火災で焼けた範囲。出典 国土地理院「令和6年(2024年)能登半島地震に関する情報」の正射画像を加工して作成。
被害の大きかった地区の木造の倒壊・崩壊の割合(建てた時期ごと)
1981年5月以前(旧耐震基準)19.4%1981年6月〜2000年5.4%2000年以降0.7%
国土交通省などの委員会の最終とりまとめの値。日本建築学会が輪島市・珠洲市・穴水町の被害の大きい地区で行った調査を、委員会が分析したもの(出典)。

報告が挙げた教訓

国の会議や自治体が、この災害のあとにまとめた報告から、家庭でできることにつながるものを選びました。見出しは当サイトの要約で、本文は報告の言葉を短くしたものです。

1家が倒れないこと

中央防災会議のワーキンググループの報告は、警察庁の情報(令和6年10月31日時点、関連死を除き警察が取り扱った225人)として、死因の約4割が圧死、約2割が窒息・呼吸不全、低体温症・凍死が1割強だったとしています。同じ報告は、住宅の耐震化率が珠洲市51%、輪島市45%と、全国の87%より低かったとしています(出典)。被害の大きかった地区の調査では、木造の倒壊・崩壊の割合は旧耐震基準の19.4%に対し、2000年以降は0.7%でした(出典)。

いまの備え方は自宅の耐震を確かめるに。

2災害関連死

消防庁の集計(令和8年3月31日現在)では、死者720人のうち492人が災害関連死です(出典)。内閣府の事例集(珠洲市・七尾市を除く市町で認定された286件)では、80歳代以上が約82%、発災から3か月以内に亡くなった人が約66%で、亡くなるまでの事情として断水や停電が挙がっています。事例集は、こうした事情が関連死にどの程度影響したかを示すものではない、と断っています(出典)。

いまの備え方は避難所での生活と健康に。

3携帯トイレは、届くまで最低3日

報告は、発災直後は携帯トイレ・簡易トイレを使い、仮設トイレが整うか水道が復旧するまでこの状態が続くので、必要な量を備蓄しておく必要があるとしています。国から送る支援があっても、携帯トイレが届くまで最低3日はかかる、としています(出典)。

いまの備え方は携帯トイレは何回分に。

4断水が長く続いた

断水は市町村ごとの最大を合わせて約13.6万戸で、輪島市と珠洲市は5月31日まで続きました(早期の復旧が難しい地区を除く)(内閣府)。報告は、「最低3日間、推奨1週間」分の食料品・飲料水・携帯トイレ・簡易トイレ・トイレットペーパーなどの備蓄を呼びかける必要があるとしています(出典)。

いまの備え方は水の備え方に。

5道が途切れて孤立した

33地区で最大3,345人が支援を受けられない孤立状態になり、実質的に解消したのは1月19日でした(出典)。

いまの備え方は家族の人数から、1週間分の量を出すに。

6市街地の大きな火災

輪島市の大規模な火災(出火の原因はここでは扱っていません)では約240棟が焼け、断水で消火栓が使えず、建物の倒壊で一部の防火水槽も使えませんでした(内閣府)。報告は、大規模な地震のときの電気火災の対策として、感震ブレーカーなどの普及を進めるとしています(出典)。

いまの備え方は感震ブレーカーの種類と選び方に。

ほかの災害

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