令和元年房総半島台風(台風第15号)

2019年9月9日・暴風・停電

台風第15号は9月9日5時前に強い勢力で千葉市付近に上陸し、千葉市中央区では最大瞬間風速57.5メートルと、それまでの観測の記録を更新しました。気象庁はこの台風を「令和元年房総半島台風」と名付けています(気象庁)。

被害の数字

死者
9人千葉県8人・東京都1人。うち災害関連死8人(すべて千葉県)出典
住家の全壊
457棟半壊 4,806棟・一部破損 87,833棟出典
停電
934,900戸最大(9月9日7時50分)出典
断水
約14.0万戸合計出典

令和2年9月30日現在(消防庁 第41報)の値です。数字は発表の版で変わることがあります。消防庁の第41報は速報で、数値は今後も変わることがあるとしています(出典)。停電と断水の値は、政府の検証チームの最終とりまとめ(令和2年3月)の値です(出典)。千葉県の検証報告書は、県内の停電を最大64万1,000軒、断水を13万3,474戸としています(千葉県)。

台風の風で電柱が傾き、電線ごと道路の上に倒れかかっている記録写真
令和元年房総半島台風、2019年9月(台風の通過後。撮影日の記載なし)、千葉県木更津市内。道路の上に倒れかかった電柱。出典 国土交通省関東地方整備局「令和元年台風第15号による対応 被災状況」。
停電の99%が解消するまでの時間
令和元年房総半島台風280時間令和元年東日本台風90時間
政府の検証チーム(令和元年台風第15号・第19号をはじめとした一連の災害に係る検証チーム)の最終とりまとめの値。房総半島台風は約280時間、東日本台風(台風第19号)は90時間以内(出典)。

報告が挙げた教訓

国の会議や自治体が、この災害のあとにまとめた報告から、家庭でできることにつながるものを選びました。見出しは当サイトの要約で、本文は報告の言葉を短くしたものです。

1停電の99%解消まで、約280時間

政府の検証チームの最終とりまとめは、停電の99%が解消するまで約280時間かかり、通電に遅れが生じたとしています。東京電力のシステムでは解消と表示されていた停電(隠れ停電)を、スマートメーターで把握できたのは台風の通過から2週間後でした(出典)。

いまの備え方は停電に備える電源は何Wh要るかに。

2停電で、マンションの水が止まった

千葉県の検証によると、一部の集合住宅では、各家庭に水を送るポンプが停電で止まり、断水が広い範囲で起きました。県は、ポンプを通さない直結の給水栓があればそこから水が出ることを説明し、場所は管理会社に相談するよう案内しています(千葉県)。

いまの備え方は水の備え方に。

3テレビもネットも使えないとき

千葉県は、大規模な停電でテレビやインターネットから情報を得られない状況になったため、給水・充電・物資などの情報を新聞を通じて発信しました(千葉県)。政府の検証は、電力会社の停電の情報について、インターネットを使えない人に向けたラジオ局との連携の強化と広報車の確保を挙げています(政府の検証)。

いまの備え方は災害のときのスマホと通信に。

4冷房が使えない、9月の停電

環境省は台風の翌日、4都県に周知を依頼する事務連絡で、気温や湿度が高い日は、作業内容や生活環境、体調などの状況次第で、被災した人やボランティアが熱中症にかかる危険性が高まり、停電などで冷房器具が使えない状況ではさらに注意が必要だとしています(環境省)。

いまの備え方は停電・断水が起きたら(夏の停電)に。

ほかの災害

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