東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)

2011年3月11日・地震・津波

三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震で、宮城県栗原市で震度7を観測しました。国内で観測された中で最大の地震で、仙台市では震度4以上に相当する揺れが約170秒続きました(気象庁)。

被害の数字

死者
19,787人震災関連死を含む。行方不明2,549人出典
震災関連死
3,810人令和7年12月31日現在出典
住家の全壊
122,204棟半壊 287,896棟出典
断水
約257万戸19都道県出典

令和8年3月1日現在(消防庁 第166報)の値です。数字は発表の版で変わることがあります。警察庁の資料(2011年4月11日現在)では、死因の90%以上が溺死でした。阪神・淡路大震災では80%以上が建物の倒壊によるものでした(内閣府)。

津波のあと、石巻市の沿岸の市街地の建物が流され、煙が上がっていることを示す正射画像
東日本大震災、2011年3月12日、宮城県石巻市門脇町付近。上の住宅地は家の形が残り、下の沿岸側は建物が流されて煙が上がっている。右は旧北上川。出典 国土地理院「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震正射画像データ(オルソ画像)石巻地区」の画像を加工して作成。
揺れのあと、いつ避難したか(面接調査870人)
揺れのあとすぐ496人用事を済ませてから267人津波が迫ってから94人
内閣府・消防庁・気象庁の面接調査の値(出典)。

報告が挙げた教訓

国の会議や自治体が、この災害のあとにまとめた報告から、家庭でできることにつながるものを選びました。見出しは当サイトの要約で、本文は報告の言葉を短くしたものです。

1強い揺れ、長い揺れを感じたら、迷わず高い所へ

中央防災会議の専門調査会は、強い揺れや長い揺れを感じた場合に、迷うことなく迅速かつ自主的にできるだけ高い場所に避難することが基本だとし、津波からの避難は徒歩が原則としています(出典)。

いまの備え方は地震が起きたら(津波)に。

2家族を探しに戻らない

面接調査では、すぐには避難せず何らかの行動をしていた人が42%いました。「家族を探す」「自宅へ戻る」といった行動が、すぐに避難することを妨げた、と分析しています(出典)。

いまの備え方は家族の安否確認に。

3ハザードマップの想定より大きな津波だった

専門調査会は、それまでの被害想定やハザードマップより大きな津波だったことも、被害が大きくなった要因だとしています。周りの人の声かけや、自ら避難することが、地域の人の避難につながったとも書いています(出典)。

いまの備え方はハザードマップの色の意味に。

4トイレと水

断水は約257万戸でした(厚生労働省)。内閣府のガイドラインが引く名古屋大学の29自治体へのアンケートでは、仮設トイレが避難所に行き渡るまでの日数を「3日以内」と答えた自治体は34%で、最も長くて65日かかりました。トイレを使う回数を減らそうと水分や食事を控え、体の不調が出た人がいました(内閣府)。

いまの備え方は携帯トイレは何回分に。

5避難生活の疲れ

震災関連死は3,810人で、うち66歳以上が3,371人です(出典)。原因として多かったのは「避難所等における生活の肉体的・精神的疲労」と「避難所等への移動中の肉体的・精神的疲労」でした(内閣府)。

いまの備え方は避難所での生活と健康に。

6家具の固定

専門調査会は、家具やブロック塀の転倒によるけがや、避難のさまたげも報告されたとして、家具の固定の啓発を挙げています(出典)。

いまの備え方は家具の転倒防止に。

ほかの災害

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