令和元年東日本台風(台風第19号)

2019年10月10日〜13日・大雨・洪水

10月10日から13日までの総降水量は神奈川県箱根町で1,000ミリに達し、東日本を中心に17地点で500ミリを超えました(内閣府)。気象庁は1都12県に大雨特別警報を出しました(気象庁)。国と都県が管理する川の142か所で堤防が決壊し、土砂災害は記録の残る一つの台風で最も多い952件でした(内閣府)。

被害の数字

死者
91人行方不明3人出典
住家の全壊
3,273棟半壊・一部損壊 63,743棟出典
住家の浸水
29,556棟防災白書の「浸水」出典
停電
約52万戸最大出典
断水
約16.8万戸最大出典
避難所の避難者
23.7万人超ピーク時出典

令和2年4月10日現在(内閣府 令和2年版 防災白書)の値です。数字は発表の版で変わることがあります。消防庁の第66報(令和2年4月10日)は、10月25日からの大雨の死者13人を含めて死者104人、全壊3,308棟などとしていて、白書の値とは集計の範囲が違います(出典)。

堤防の決壊で、川沿いの住宅地と田畑がまとめて浸水したことを示す長野市の記録写真
令和元年東日本台風、2019年10月13日、長野県長野市赤沼付近。千曲川の堤防の決壊で浸水した地域で、右下は長野新幹線車両センター。出典 国土地理院「令和元年東日本台風に関する情報」の垂直写真を加工して作成。
屋外で亡くなった人のうち、車で移動中だった人
屋外で亡くなった人50人うち車で移動中27人
中央防災会議のワーキンググループの報告の値(出典)。

報告が挙げた教訓

国の会議や自治体が、この災害のあとにまとめた報告から、家庭でできることにつながるものを選びました。見出しは当サイトの要約で、本文は報告の言葉を短くしたものです。

1車でも歩きでも、水の流れの中では流される

報告は、屋外で亡くなった50人のうち27人が車で移動中だったとし、「車でも徒歩でも水の流れの中では簡単に流されてしまうことに留意することが必要」としています。大事なのは不要な外出を少しでも抑えることではないか、とも書いています(出典)。

いまの備え方は大雨・台風の前にすることに。

2水が来る前に動く

浸水が始まると移動が難しくなり、畳や家具が浮いて2階への避難も容易でなくなるとして、報告は早い段階からの避難を挙げています。すでに浸水が始まっているなら、外出を控えて屋内で安全を確保するか、近くのより安全な建物へ移る、としています(出典)。

いまの備え方は家にとどまれる3つの条件(在宅避難)に。

3平屋と1階

報告は、自宅で水害により亡くなった21人のうち、平屋で被災した人が9人、2階建ての1階で被災した人が12人だったとしています(報告の脚注の出典は報道機関の調べ)(出典)。内閣府は、浸水する深さより高い所にいられることを、家にとどまって安全を確保する条件の1つにしています(内閣府)。

いまの備え方は住所で浸水の深さの想定を調べるに。

4避難先は、避難所だけではない

報告は、避難先は市町村が指定する避難場所に限らず、安全な親戚・知人の家でもよく、自宅にとどまって安全を確保することも避難だとしています。指定緊急避難場所と指定避難所の役割の違いを理解している住民は約1割だった、とも書いています(出典)。

いまの備え方は避難場所と避難所の違いに。

5ハザードマップを見ておく

報告によると、住民のウェブアンケートで約半数が、ハザードマップなどを「見たことがない」か「見たことはあるが避難の参考にしていない」と答えました(出典)。

いまの備え方はハザードマップの色の意味に。

ほかの災害

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